Office のアップデート後、OneDrive for Business の同期が失敗するようになった

■解決
・方法1
コンピューターに下記URLのレジストリを追加します。
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=827743

・方法2
[SharePoint の同期クライアント] で、[新しいクライアントの開始] を選びます。
→手順
グローバル管理者または SharePoint 管理者として Office 365 にサインインします。

左上隅にあるアプリ起動ツールのアイコン 選択内容に応じて複数のアプリケーション タイルを示すボタン クリックを表す、ワッフルのようなアイコン。 を選択して、[管理者] を選択し、Office 365 管理センターを開きます ([管理者] タイルが表示されない場合は、組織の Office 365 管理者の権限がありません)。

左のウィンドウで、[管理センター]、[SharePoint] の順に選択します。

左側のウィンドウで、[設定] をクリックします。

確認"OneDrive [同期] ボタン"が「同期] ボタンを表示します」に設定。新しいクライアントを使ってSharePointファイルを同期するには、新しいクライアントを使ってOneDriveファイルを同期することも必要があります。

[SharePoint の同期クライアント] で、[新しいクライアントの開始] を選びます。

[OK] をクリックします。


■理由
OneDrive for Business にはメジャーバージョンとして、古いバージョンと新しいバージョンがあります。
古いバージョンの実体は Groove.exe です。
新しいバージョンの実体は OneDrive.exe です。
その為、SharePoint 側では、管理センターから、ユーザーに、どちらの OneDrive for Business を利用させるか、設定する事が出来ます。
ユーザーが自由に Office をアップデートできる環境の場合、OneDrive for Business は、新しいメジャーバージョンがインストールされますが、SharePoint 側の設定としては、管理センターから明示的に[新しいクライアントの開始] を選択しない限り、古いメジャーバージョンの OneDrive for Business を呼び出そうとする為、同期は失敗します。
ユーザーが管理センターの設定を変更できない場合には、レジストリキーの操作によって、個別に対応する事が出来ます。


■参考文献

OneDrive の次世代同期クライアントを使用して SharePoint ファイルを同期する

https://support.office.com/ja-jp/article/OneDrive-%E3%81%AE%E6%AC%A1%E4%B8%96%E4%BB%A3%E5%90%8C%E6%9C%9F%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%92%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%A6-SharePoint-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%92%E5%90%8C%E6%9C%9F%E3%81%99%E3%82%8B-22e1f635-fb89-49e0-a176-edab26f69614