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MFCMAPI の使い方 「特定のメールを解析する」編

Outlook のメールファイルといえば.msg ファイルですが、これをMFCMAPI を使って解析してみましょう。

※Exchange 不要で、Outlook クライアント側で動作します。

 

まずは下記URLより MFCMAPI をダウンロードします。

 

MFCMAPI - Home

 

次に、.msgファイルの読み込み手順を紹介します。

 

 

 

■.msg読み込み手順

1. MFCMAPI ツールを実行します。

2. メニューバーから [Advanced] - [Import/Export] - [View properties of MSG file] をクリックします。

3. 調査をしたい .msg ファイルを指定して [開く] をクリックします。

※.msgファイルがない場合は用意します。

 Outlook ならメールをドラッグ&ドロップでデスクトップ等にコピーできます。

 

 

 

■その後の活用例(フォント情報を見たい場合)

4. 開いた画面内で、[Other names] に PR_RTF_COMPRESSED を含む行をダブルクリックします。

5. [Stream (Text)] の内容をすべてコピーして、メモ帳などのテキスト エディターに張り付けます。

6. {\fonttbl{……}} で囲まれたグループ内で、{\f<数字>\……} のように囲まれている文字列を確認します。

Exchange にて、原因不明なNDRが返される

一言でNDRといっても、様々にあります。

例えば 5.3.4 や 5.6.0 等で原因もまちまち。

下記参考URLを見てほしいのですが、NDRの中にも、

様々な状態を表す、拡張状態コードが定義されております。

 

 

Exchange 2013 の DSN と NDR
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb232118(v=exchg.150).aspx

 

 

上記情報を元に、NDRとなったメールを調査する際、

管理者はこのように思う時があると思います。

 

「添付ファイルサイズや、本文の量、宛先の数やヘッダー情報なども特に制限には達していないはず・・・。」

 

このような、管理者泣かせのNDRの存在に対して、

新種のNDRナレッジが公開されたので見てみましょう。

 

 

リッチテキスト フォーマットのメッセージに返信すると NDR が配信される
https://blogs.technet.microsoft.com/exchangeteamjp/2017/03/24/ndr-is-delivered-when-replying-to-message-in-rich-text-format/

 

 

これは、どういう事かというと、

Outlook では、メールを作成する際、

HTML形式やテキスト形式、リッチテキスト形式などが選択できるが、

これが、リッチテキスト形式だった場合に限り、

本文内のフォント情報が2048を超えた時点でNDRエラーになる、という事です。

 

フォント情報は、基本的には、本文量の増加に伴って増えていく傾向にある為

(※ず~っと"ああああ"とかやってたら別だと思いますが。)

返信に返信を重ねていくような、

スレッド形式のやり取りをした際に発生しやすくなるかと思われます。

 

これについては、どうやら Exchange 2016 や Exchange Online でも発生

するようで、現時点では Exchange の仕様という事になるようです。

 

ただ、悲観しないでいただきたいのは、メール形式は自由に選べるという事。

あくまで別のメール形式を選択すればよい、という事になります。

メールの世界で一番無難なのはテキスト形式ですが、

リッチテキスト形式をエンドユーザーが好んでいたのであれば、

HTML形式を使うよう案内してあげてください。

リッチテキスト形式で出来ることは概ねHTML形式でも出来るはずです。

 

それか、もし、あなたが Active Directory の管理もしているなら、

いっそ、グループポリシーオブジェクトで、

Outlook のデフォルトのメール形式を

HTML形式やテキスト形式にするという方法も考えられます。↓

 

Office の管理用テンプレートを利用してグループ ポリシー (GPO) で Outlook の設定を制御する方法
https://blogs.technet.microsoft.com/outlooksupportjp/2015/08/28/office-gpo/
Outlook でメールを作成する際の形式をテキストファイルに固定したい

 

 

ただ、最後の問題は、Notes ユーザーが混入してくるケースかなと思います。

Notes は、デフォルトのメール形式がリッチテキスト形式のようなのです。

 

"ただし、ほかの IBM Notes ユーザーのみにメールを送信する場合は、デフォルトのリッチテキスト形式を使用するようお勧めします。"

 

ロケーション (インターネットアドレスへのメールの送信形式) の編集
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/SSKTWP_9.0.0/com.ibm.notes900.help.doc/sec_editloc_inetmail_c.html

 

 

 

ただし、このようにも書いてあります。

 

"インターネット上のユーザーに頻繁にメールを送信する場合は、MIME 形式を使用するようお勧めします。"

 

つまり、それぞれの製品を、それぞれ適切に使っていけば

問題はないのですが、なかなかそうもいかないのが現実・・・。

 

以上、まとまりがなくて申し訳ございませんが、このナレッジが、

根気強くエンドユーザーと対応する管理者の一助となれば幸いです。

デュアルモニターでモニター間のウィンドウ移動ができない

モニターからモニターへ、エクスプローラーや IE を移動したい時、

タイトルバーをドラッグしてマウスを別モニタに移動させるのが

よくあるやり方だと思いますが、その際、

マウスが画面端で止まってしまって、すんなり移動できない

という経験はないでしょうか。

 

f:id:MVPjp:20170406231003p:plain

 

 

これは、Windows 10 の"スナップ"という機能によるものなので、

気に入らなければOFFにしましょう。

 

 

 

■"スナップ"オフ手順

"スタートボタン" → "設定"(歯車アイコン) → "システム"

→ "マルチタスク" → "スナップ"をオフ

 

 

 

以上の手順で、いつも通りの使い勝手に戻るはずです。

Outlook で .exe ファイルが見えない。開けない。消える。

仕様では、Outlook で .exe ファイルは扱えないようになっています。

Outlook 2003 までは、可能だったようですが、

Outlook 2007 からはセキュリティ上の理由により、扱えないようになったようです。

また、 これは、クライアント側の仕様で、Exchange は関係ありません。

※もちろん、トランスポートルール等でフィルターするような設定を

 してれば引っかかりますが、デフォルトではそのような設定はありません。

 

 

その為、一般的には以下のように回避、または解決します。

 

 

 

1.拡張子を .exe 以外に変更する。

2.ファイルを圧縮する。

  ※ただし、.zipファイルへの圧縮だと、

   別途ウィルスチェックに引っかかる場合があるので、

   その場合には、やはり拡張子を変更します → 「.zi_」等

3.レジストリを変更して、Outlook で普通に .exe ファイルを扱えるようにする。

  ※前述の通り、セキュリティリスクがある為最終手段

 

 

 

今回は、3.の手順をご案内いたします。

Outlookレジストリ変更で、.exeファイルを扱う手順


1.Outlook が実行中の場合は終了します。
2.レジストリエディタを起動します。
3.使用している Outlook のバージョンに応じて、以下のレジストリ キーが存在することを確認します。

 

 Outlook 2016
 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Security]

 Outlook 2013
 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Outlook\Security]

 Outlook 2010
 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\Security]

 Outlook 2007
 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\13.0\Outlook\Security]

 

4.[編集] をクリックし、[新規] をクリックし、[文字列値] をクリックします。
5.新しい値として、次の名前をコピーして貼り付けるか入力します。
 
 Level1Remove

6.Enter キーを押します。
7.新しい文字列値の名前を右クリックし、[修正] をクリックします。
8.Outlook で開くファイルの種類のファイル名拡張子を入力します。以下に例を示します。

.exe

※複数のファイルの種類を指定するには、次のような形式を使用します。

.exe;.com

9.[OK] をクリックします。
10.レジストリ エディターを終了します。


参考URL
Outlook でメッセージ "次の添付ファイルは問題を起こす可能性があるため、利用できなくなりました" が表示されることがある
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/829982

 

 

 

以上となります。

レジストリの変更に際しては、レジ値のバックアップやシステム全体のバックアップ等注意して実行下さい。

Outlook ×ボタンを押してしまったら

Outlook 2013 から導入された、この×ボタンを押してしまって困ったことは無いでしょうか。

 

f:id:MVPjp:20170320112128p:plain

 

では、×ボタンを押すとなぜ困るのでしょうか?

 

まず、ワンクリックで削除されてしまい、確認表示が出ません。

 

もちろん、削除してしまったメールは、"削除済みアイテム"フォルダ(ゴミ箱)を探せば見つける事は出来ます。

 

しかし、削除した時点の日時で、最新の削除アイテムとして、"削除済みアイテム"フォルダに入っているわけではなく、削除したメールの、元々の受信日でソートされている為、意図せずこのボタンを押した場合には、「いつ受信したメールだったか」「タイトルや内容はどうであったか」を思い出すことすらできず、何を手掛かりに検索をしたらよいか分からないという事態に陥ります。

 

そんな時、まだ他の操作をしていなければ、下記ショートカットキーから復元することができます。

 

■元に戻す

Ctrl+Z

 

定番のショートカットキーですが、

Outlook でも使えますので、是非試してみてください。

 

 

 

ですが、そもそも論として、この×ボタンを非表示にしたくはありませんか?

その方法が見つかりましたので共有いたします。

 

■×ボタン非表示化手順

"表示"タブ  "ビューの設定"  "その他の設定"  "列幅を自動調整する"のチェックをはずす  "OK"  "OK"

 

×ボタンが、隠れる程度に、ビューの最右の列と、その一つ左の列の中間を選択して、右に寄せます。

 

f:id:MVPjp:20170320115017p:plain

 

これで、×ボタンが消えるわけではありませんが、ビューからは見えなくなります。

ちなみに、上記手順は、×ボタンをオフにするような直接的な設定ではありませんが、現時点では、×ボタンのオフ機能が無いようですので、便宜的な対策とはなります。

 

また、この設定はビュー毎の設定になりますので、今のビューの設定を、全てのビューに反映させたい場合は下記手順を実行します。

 

ビューの一括設定手順

"表示"タブ → "ビューの変更" → "現在のビューを他のメール フォルダーに適用する" → "サブフォルダーにもビューを適用する"にチェック → "OK"

 

 

 

ちなみに、そもそものGUIが変わってしまう等、利便性の問題は

ありますが、他にもこんな方法で×ボタンの位置を変えられます。

 

■タッチモードを使う

クイック アクセス ツール バーの [タッチ/マウス モードの切り替え] の手のアイコンをタップして、[タッチ] をタップします。

 

※クイック アクセス ツール バーにボタンまたはアイコンが表示されていない場合は追加できます。

クイック アクセス ツール バーのいずれかのボタンを押したままにしてから離し、[クイック アクセス ツール バーのカスタマイズ] をタップします。

[基本的なコマンド] [タッチ モード] または [タッチ/マウス モードの切り替え] をタップし、[追加] をタップします。

タッチ モードをオフにするは、[タッチ モード] をもう一度タップします。または、[タッチ/マウス モードの切り替え] の手のアイコンをタップして、[マウス] をタップします。

 

 

 

Outlook 2010を使う

×ボタンは、Outlook 2013から実装されている為、Outlook 2010 を利用すれば×ボタンは実装されていません。

 

 

 

以上となります。

皆様の Outlook ライフが快適になりますように。

Outlook 2016 お気に入りを非表示にする

ナビゲーションウィンドウに、既定で表示されている「お気に入り」の表示ってなんだか内容が重複して余計だなと思ったことありませんか?

そんな場合は、下記手順で消せます。

 

■手順

"ホーム" → "表示"タブ → "フォルダーウィンドウ" → "お気に入り"のチェックをはずす。

 

f:id:MVPjp:20170312213206p:plain

 

 

 

以上です。

Exchange 2010「免責事項」と Outlook の「署名」の使い分け

Exchange Server には「免責事項」を挿入する機能があります。

 

赤枠みたいなの↓

f:id:MVPjp:20170226105551p:plain

 

免責事項は、トランスポートルールとして「免責事項のテキストを追加し、適用できない場合は、フォールバック アクションを行う。」を選択することで実装できます。

免責事項の内容は Outlook の「署名」機能のように、自由に書き込むことができ、画像なども扱えます。

 

これは、Exchange Server 側での処理となりますので、ユーザーが本文内に記載する必要がなく、特別注意事項などを意識せずとも、一言注意文を添えられるという事で、重宝してる企業も多いのではないでしょうか。

 

Exchange 2010 では、下記手順で実装可能ですのでご参考までに記載します。

■免責事項のトランスポートルール設定手順

1.Exchange 管理者権限を持っているユーザーアカウントで Exchange Server にログインします。

2.Exchange Management Console を起動します。

3.[Microsoft Exchange On-Premises]-[組織の構成]-[ハブトランスポート]を順にクリックします。

4.「トランスポートルール」タブをクリックし、[トランスポートルールの新規作成]をクリックします。

5.トランスポートルールの新規作成の画面にて、[名前]にルール名を記入し、[次へ]をクリックします。

6.

1)ステップ1:「条件の選択」にて「メッセージを組織の内部または外部、あるいはパートナーのユーザーに送信する場合」の条件にチェックをいれます。

2)ステップ2:下線付きの値をクリックして「組織内」をクリックします。

※後程「組織外」も選択したトランスポートルールをもう一つ作成頂ければ、組織内外送信時に適用されるルールとなります。

 

7.[次へ]をクリックします。

 

8.

1)ステップ1:処理の選択にて「免責事項のテキストを追加し、適用できない場合は、フォールバック アクションを行う。」にチェックいれ、

2)ステップ2:下線付きの値「免責事項」をクリックし、任意の文章を記入後、「OK」をクリックします。

3)ステップ2:下線付きの値「ラッピング」をクリックし、「拒否」に変更後、「OK」をクリックします。

 

9.[次へ]をクリックします。

10.例外条件があれば、設定し、「次へ」をクリックします。

11.[新規作成]をクリックします。

12.[終了]をクリックします。

13.テストメールを送信し、メール本文の文末にトランスポートルールで設定した任意の文章が挿入されているか確認します。

 

 

 

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ところで、実は、やや似たような事は、Active Directory のグループポリシーによっても実装する事が可能です。

この時点でピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、グループポリシーで、署名を強制的にONにし、かつ、署名の本文ファイルを各ユーザーのユーザープロファイル内に配布する事で、企業指定の署名という扱いをすることができます。

GPOで操作するレジストリはいくつかございますので、詳細は下記マイクロソフト社のナレッジをご覧ください。

 

How to deploy a default email signature in Outlook

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2691977/how-to-deploy-a-default-email-signature-in-outlook

 

ごく簡単に流れだけ説明します。

 

Outlook 署名のGPO設定手順

1.次のレジストリキー「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\x.0\Outlook\Setup」にある、「First-Run」の値を削除するGPOを作成。

※x.0はお使いのOutlookのバージョンによって異なります。
Outlook 2016 = 16.0
Outlook 2013 = 15.0
Outlook 2010 = 14.0
Outlook 2007 = 12.0

 

2.GPOで、署名に使用する署名ファイルを下記ディレクトリに配布する。
%userprofile%\AppData\Roaming\Microsoft\Signatures 

%userprofile%変数を使わない場合↓

C:\Users\UserName\AppData\Roaming\Microsoft\Signatures

※署名ファイルは、 Outlook クライアントで署名を作成して、Signaturesフォルダに生成することもできます。

 

3.上記署名ファイルを利用するようGPOで下記レジストリを設定。
レジストリキー
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\x.0\Common\MailSettings


NewSignature
Type: REG_EXPAND_SZ
Value: The name of signature to use for new messages (see step 3 above for signature names)

ReplySignature
Type: REG_EXPAND_SZ
Value: The name of signature to use for reply messages (see step 3 above for signature names)

 

 

 

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さて、ここからがタイトルの件になりますが、

ではいったい、免責事項と署名は、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?

運用を決めるのは組織ですので、私からは、どちらが良いとは申し上げられませんが、それぞれにどのような特徴があるか、見ていきたいと思います。

 

 

1.運用担当者

■免責事項:Exchange Server 担当者

■署名  :Active Directory 担当者

 

2.強制力

■免責事項:強制。送信時にExchange Server 側で挿入される為。

■署名  :メール作成時には挿入されているが、その後ユーザーが操作出来る。

 

3.デメリット

■免責事項:免責事項の位置を最下段にすると、返信の度に挿入される。

※例外条件などを設ければ回避出来ますが、署名のように、返信時に、過去履歴の上から挿入されるわけではなく、過去履歴も含めた最下段に挿入されます。Outlook 側の設定で、「元のメッセージを残す」設定をしていなければ問題なしですが、デフォルトでは「元のメッセージを残す」が有効になっています。

■署名  :GPOで定義されてしまう為、ユーザーが Outlook の署名設定をいじれなくなる。

 

4.メリット

■免責事項:送信時の他、受信時にも Exchange Server 側で挿入することも出来る。

※例えば、「添付ファイルのウィルスに気を付けて下さい。」等の文言を入れる、等。

■署名  :新規作成と返信時で、文言を分けて設定できる。

 

5.共通事項

免責事項が設定されていても、署名は別途設定できる。

逆もまたしかり。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

運用の際、ご参考になれば幸いです。